一般戒名授与とは｜涙そうそう

一般戒名授与とは？

【信士・信女】【釋・釋尼】といった檀信徒にもっとも多く授けられている【位号】の事を葬儀業界では【一般戒名授与】といいます。
非檀家さん向けの【位号】であり、他の方よりよい【位号】を授けてもらいたい方以外は【一般戒名・法名・法号】を授けていただくのが良いです。

一般戒名授与のランク（位階）

一般戒名授与の【位号】のランク（位階）は一番下の広く一般的に授けられている戒名・法名・法号であります。
一般戒名の説明とそれ以外の【位号】は何があるのかを見ていきましょう。

一般的

高位

一般戒名（信士・信女）: 一般戒名と呼ばれる位号の中では一番ランク（位階）の低いものです。ほとんどの方がこの位号を授けられており、本来であれば一般の檀信徒か信仰を深めている物に与えられる位号であります。

居士・大姉: 信士・信女より位階（ランク）が上で、成人の男女で人格・徳に優れ、寺院もしくは社会に貢献された方に授けられる位号です。

院信士・院信女: 信士・信女に院号を足した戒名・法号であり、院号は寺院もしくは社会に大きく貢献された方に送る戒名・法号です。

軒号: 主に禅宗（臨済宗・曹洞宗）の信徒に授けられる号で、院号を授けられるほどではないが寺院や社会に貢献された方に贈られる称号です。

院日信士・院日信女: 主に日蓮宗にて授けられる法号であり、院号と日号がついており寺院もしくは社会に大きく貢献した方に授けられる法号です。日号は日蓮上人の法を受け継ぐ意味を持っております。

院居士・院大姉: 院号と居士・大姉号がついた戒名・法号であり寺院・社会に大きく貢献し信仰に厚く人徳に優れた方に贈られる称号であります。檀信徒でも総代を任せられる方によく贈られる称号です。

子供用戒名

未成年のうちに亡くなった子供に授けられる戒名で、成人未満17歳以下の方につけられます。

童子どうじ・童女どうにょ：17歳までの子供に授ける戒名です。
孩子がいし・孩女がいにょ：5歳までの子供に授ける戒名です。
嬰児えいじ・嬰女えいにょ：3歳までの子供に授ける戒名です。
水子みずこ：0歳の子供に授ける戒名です。

一般戒名を授ける宗派

天台宗

天台宗の一般戒名は【道号】【戒名】【位号】の三つの号が授けられます。
また、一番上に「大日如来」「阿弥陀如来」を示す梵字を付ける所もあります。

☆☆△△信士・信女

浄土宗

浄土宗の一般戒名は【誉号】【戒名】【位号】と他の宗派とは違い【誉号】を入れるのが特徴です。
【誉号】とは、五重相伝を受けた信徒に授与される号でしたが、現在では五重相伝会に参加されてない方でも与えられるようになっております。
また【誉号】以外にも【空号】（西山派）や【良号】（名越派）を授与する所もあるようです。一番上に「阿弥陀如来」「地蔵菩薩」を示す梵字をつける所もあるようです。

〇〇院▼誉△△信士・信女